自力で行う際の注意点

自力で行う際の注意点

自力で行う際の注意点 襖は定期的に使用する場所なので、取っ手部分や引戸のあたりの紙が破れやすくなります。基本的には2年に1度は張替えをおこなうのが理想的だと、建具店でも推奨されていました。そこでここでは、初心者が襖張替えに挑戦するときの注意点を詳しく見ていくことにしましょう。これから自分でおこないたいという方の、手引きとなれば幸いです。まず注意点として最初にあげられることは、シワができないように和紙を張ることです。襖張替えは大半の方が床に広げてなされますが、専門会社なら立てかけて実施をします。その理由は糊が下に落ちてシワになりにくいからです。

可能な限りご自宅で空きスペースがあるようなら、壁に立てかけて作業をすることをおすすめします。もしシワが出来てしまった場合は霧吹きを利用して、上から水を吹きかけます。そうすれば水蒸気が蒸発する際に紙が引っ張られて綺麗に伸ばすことができるわけです。工夫をして襖張替えを実施しましょう。

襖張替えを行うのに適している天候について

襖張替えを行うのに適している天候について 襖張替えを行うのに適した天候は雨です。出来る限り湿気が多い時がおすすめなのです。そんな時には紙も湿り、人の目には分からずとも伸びています。ですからその状態で貼ってしまえば乾いて縮んだ時にピンと張って、皺も消えて美しい状態となるというわけです。

とはいえ、襖張替えという大仕事は大抵お休みの日を使ってするのですから雨が降ってないからとまた一週間延ばすというのは大変です。大掛かりな作業ゆえに室内ではなくお庭で済ませているという方も、それだと雨の中でやるなんてことは出来ません。
あくまで最も適した日というのが雨ということ、曇っている程度でも何なら晴天の日でもやってはならないわけではないのです。晴れて乾燥した日であれば、霧吹きなどを使ってまんべんなく湿らせてやれば同じような状態が保てます。もちろん、雨続きで何もやることがないという梅雨の時期に思い切って襖張替えをして、暗くなりがちな気持ちを一新という習慣とするのもおすすめです。